練習のしかた · 約3分
1手から3手、5手へ。読みをつなげる練習
長い手順が見えないときは、最後の一手に戻ってみましょう。同じ問題の短い版を使い、詰みの形から少しずつ読みをつなげる方法です。
長い詰将棋を前にすると、最初の王手だけでもいくつも思いつきます。途中で盤面が分からなくなったり、答えを見ても手順だけを覚えてしまったり。そんなときは、同じ問題の終わりから、少しずつ練習の範囲を広げる方法を試してみてください。
まず1手詰めで、完成する形を見る
最初に見るのは「どこへ指せば正解か」だけではありません。詰ませた後の盤面で、玉の逃げ場所、王手の駒を守る駒、離れた飛車や角の利きを確認します。
たとえば「この銀が逃げ道をふさぎ、この角が王手の駒を守っている」と説明できれば、手順だけでなく駒の役割を見ています。盤の向きを変えたり駒の名前を覚えたりする必要はなく、まずは今の局面で理由を見つけましょう。
3手詰めでは、相手の一手をよく見る
次は、完成する形に至る一つ前の攻防です。最初の王手に対し、玉方がどう動くかを考えます。狙いどおり逃げてくれた場合だけでなく、王手の駒を取られた場合や別のマスへ逃げた場合も確認します。
詰将棋ネクストでは玉方が自動で応手を指します。応手を見たらすぐ次の駒を動かすのではなく、「今、どの逃げ道がなくなったか」「どの駒の利きが通ったか」を一度見直してみましょう。
5手以上では、手順を小さく区切る
全部を一度に覚えようとせず、「玉をこちらへ動かす」「守りの駒を動かす」「最後の形を作る」と、変化の区切りを探します。これは問題ごとの見方の例で、どの問題にも同じ狙いがあるわけではありません。
途中で分からなくなったら、最後に理解できた短い版へ戻ります。一度解けた手数に戻るのは、読みを確かめるための練習です。短い版を解いた後、元の問題に戻ってつながりを見てみてください。
ヒントや答えを見た後にすること
- 気になった一手を選ぶ。「なぜこの駒を捨てるのだろう」など、最も不思議だったところを一つだけ選びます。
- 違う手を考える。思いついた王手で玉に逃げられるなら、その逃げ場所を確認します。
- 最初から解き直す。画面の手順をなぞるだけでなく、玉方の応手も思い浮かべながら進めます。
- 日を変えて、もう一度。時間を置いて解いたとき、どこで迷ったかを前の自分と比べます。
速さだけで、練習の成果を決めない
最短タイムを更新できなくても、前は見落とした逃げ方に気づけたなら、新しく確認できたことがあります。その日の目標は「3問解く」でも「1問の理由を説明する」でも構いません。
アプリの学習記録では、自力で解いた記録と、ヒントなどを使った記録を分けて振り返れます。数字は競争のためだけでなく、次にどの問題を練習するかを選ぶ手がかりに使ってください。
今日の小さな練習メニュー
1手詰めを解く → 玉が逃げられない理由を確認する → 同じ問題の3手詰めへ進む。難しければ1手へ戻り、分かるところから再開しましょう。
詰将棋ネクストの「短い版」は、同じ問題の手順の途中から練習する局面です。通常問題は1・3・5・7・9手から取り組めます。