盤面で学ぶ · 1手詰め

1手詰めの解き方|問題と答えで学ぶ詰将棋

1手詰めの問題を盤面で考え、答えを開いて解説を確認。飛車・銀・角の利きと、玉の逃げ道を一つずつ確かめます。詰将棋ネクストの第1問を使い、ブラウザで同じ問題を練習する方法も紹介します。

1手詰めは、攻め方が一手指すと玉が詰む問題です。王手をかけるだけでなく、玉が逃げる、王手の駒を取る、間に駒を置くという受け方がすべてできなくなる一手を探します。

ここでは、詰将棋ネクストに収録している通常問題の「第1問・1手詰め」を使います。まずは盤面を見て考え、思いついたら「答えと解説を開く」で確かめてください。

1手詰めの問題:一手で玉を詰ませてください

第1問 · 1手詰め攻め方の手番
問題図。攻め方は3一飛、4二銀、3二銀、2四角。玉方は2二玉。ほかのマスは空き。攻め方の持ち駒はなし。
攻め方は上向きの駒、玉方は下向きの玉です。この図は見本です。駒を動かす練習は下の案内からブラウザ版でできます。
攻め方
3一に飛車、4二と3二に銀、2四に角
玉方
2二に玉
攻め方の持駒
なし
玉方の持駒
飛1・角1・金4・銀2・桂4・香4・歩18(残り全部)

マスは、上の数字と右の漢数字を合わせて読みます。「3一」は右から3列目・上から1段目、「2四」は右から2列目・上から4段目です。盤面には上記以外の駒はありません。

解くときは、玉の周りから見る

  1. 王手になる手を探す。盤上の駒を動かして、2二の玉に利きが届く手を考えます。
  2. 指した後の玉の逃げ道を調べる。玉の周りの8マスへ逃げられないか、王手の駒を取れないかを確かめます。
  3. ほかの駒の支えを見る。動かした駒だけでなく、銀や角がどのマスを守っているかにも注目します。

駒の動きや「詰み」の意味を確認したいときは、詰将棋のルールと解き方の基本も参考にしてください。

答えと解説を開く

答え:2一飛成(3一から)

3一の飛車を一つ右の2一へ動かして成ります。飛車が成った「龍」は、飛車の縦横の利きに加え、斜めにも1マス進めます。2一の龍が真下の2二玉に王手をかけます。

詰上がりの拡大図。攻め方は2一龍、4二銀、3二銀、2四角。玉方は2二玉。龍のいる2一のマスを青く表示。
右上の5〜1筋・一〜五段を拡大しています。省略したマスにも駒はありません。

なぜ玉が逃げられないのか

玉の周りを一つずつ確認すると、すべて攻め方の駒が利いています。攻め方の駒があるマスも、玉で取った後に別の駒の利きが残るため入れません。

2二玉の周りの8マスと、逃げられない理由
玉の行き先攻め方の利き
3一・1一2一の龍の横の利きが届きます。
2一龍を取ろうとしても、3二の銀がこのマスを守っています。
3二・1二2一の龍の斜めの利きが届きます。3二の銀も玉では取れません。
3三4二の銀と2四の角が利いています。
2三3二の銀が利いています。
1三2四の角が利いています。

盤上の玉方の駒は玉だけなので、別の駒で龍を取ることもできません。また、龍と玉は隣り合っていて間にマスがありません。玉方に持ち駒があっても、合駒を置く場所がないため王手を防げず、詰みになります。

飛車を成らないと、どうなる?

同じ2一へ動かしても、成らなければ詰みません。飛車は斜めに利かないため、玉は1二へ逃げることも、3二の銀を取ることもできます。成って斜めの利きを加えることが、この一手のポイントです。

答えの「2一飛成」は、行き先が2一、動かす駒が飛車、そこで成るという意味です。位置と駒の働きを結び付けて覚えましょう。

ブラウザで同じ1手詰めを練習する

下の「ブラウザで第1問を練習する」からブラウザ版を開き、次の順に選びます。リンク先はホーム画面です。

  1. ホームの「問題を選ぶ」を押します。
  2. 問題一覧の下にある「1手詰め」を選びます。
  3. 先頭の「NOTE 01」(第1問)を開きます。
  4. 動かす駒、行き先の順に押して解いてみましょう。

解けたら、同じ問題の3手詰めにも挑戦できます。長い手数へ進む方法は、1手詰めから3手・5手へ進む練習ガイドで紹介しています。積み上げ練習を続けると、古典の『将棋図巧』にも挑戦できます。

問題:詰将棋ネクストの通常問題「第1問・1手詰め」。アプリと同じ盤面・持ち駒・解答を掲載しています。

ブラウザで第1問を練習する ほかの記事を読む