将棋を始める · 約5分

将棋初心者の練習方法|駒の動き・王手・詰みから

将棋を始めたばかりの方へ。8種類の駒の動き、王手と詰み、持ち駒と成りの基本を確認し、盤面付きの1手詰めから練習する順番を紹介します。

将棋を始めると、駒の動きだけでなく「どこを見て次の一手を決めればよいのか」で迷います。最初から長い手順や定跡を覚えようとせず、駒の動きを確認する → 王手を見つける → 玉が逃げられるか調べるという順番で、小さな盤面から練習してみましょう。

まずは8種類の駒の動きを確認

表の「前」は駒の尖った先の方向です。自分と相手では前後が逆になります。自分の駒があるマスには進めず、相手の駒があれば取れます。桂馬以外は、途中にある駒を飛び越せません。

成る前の駒の動き
駒動ける方向と距離最初に確認すること
玉将・王将周囲8方向に1マス相手の駒が利いているマスには進めない
飛車縦・横に何マスでも斜めには進めない
角行斜めに何マスでも縦・横には進めない
金将前・斜め前・横・後ろに1マス斜め後ろには進めない
銀将前と斜め4方向に1マス横と真後ろには進めない
桂馬前に2マス、左右どちらかに1マスの位置途中の駒を飛び越せる
香車前に何マスでも後ろには戻れない
歩兵前に1マス斜めの駒は取れない

取った駒は「持ち駒」として、後の自分の手番に盤上の空いたマスへ打てます。成った駒を取った場合は、成る前の駒として使います。ただし、二歩や打ち歩詰めなどの制限があります。駒の動きは日本将棋連盟の駒の説明、持ち駒の使い方は共通ルール、禁止される手は反則の説明でも確認できます。

「成る」と動きが変わる

盤上の駒を動かすとき、移動元か移動先が相手陣の3段以内なら、玉・金以外は原則として成ることを選べます。持ち駒を打つと同時には成れません。歩・香・桂・銀は金と同じ動きになり、飛車は龍、角は馬になります。龍は飛車の動きに斜め1マス、馬は角の動きに縦横1マスが加わります。歩・香は最奥の段、桂は奥の2段へ進むとき、成らないと以後動けないため、必ず成ります。

特に「飛車は斜めに動けないが、龍は斜めの隣へ動ける」という違いは、次の盤面付きの1手詰めで確かめられます。

王手と詰みを区別する

王手は、このままだと次に玉を取られる状態です。王手を受けた側は、玉を逃がす、王手の駒を取る、間に駒を置くなどして王手を解消します。どの方法でも王手を解消できなければ「詰み」です。王手をかけただけで終わりではありません。

玉の周囲を一つずつ見て、「そのマスへ逃げられるか」「王手の駒を取れるか」を確かめましょう。離れた飛車・角・香車の王手なら、間に駒を置く「合駒」も調べます。桂馬の王手は合駒では防げません。詳しくは日本将棋連盟の王手・詰みの説明を参照してください。

初心者が練習する順番

  1. 1手詰めの完成図を見る。まず1手詰めの問題と答えで、玉の逃げ道を確認します。分からなければ答えを開き、「なぜその一手か」を盤面と照らし合わせます。
  2. 同じ局面を自分で解き直す。答えを閉じ、動かす駒と移動先を考えます。手を覚えるだけでなく、王手の駒を取られない理由を言葉にしてみましょう。
  3. ブラウザで短い問題を指す。詰将棋ネクストを開き、通常問題の1手段階を選びます。盤面を実際に動かすと、駒の利きの見落としに気づきやすくなります。
  4. 3手詰めで相手の応手を見る。自分の王手、相手の応手、最後の一手をつなげます。難しければ1手へ戻り、短い手数からの練習方法を試してください。
  5. 対局でも玉の周囲を確認する。対局する機会があれば、終盤で王手をした場面を振り返り、見落とした逃げ道や守りの駒を探します。

将棋の対局と詰将棋の違い

通常の対局では攻めと守りの両方を考えますが、詰将棋では与えられた局面から、王手を続けて玉を詰ませる手順を考えます。詰将棋ネクストは、この読みの練習をするためのアプリ・ブラウザ版です。通常の将棋対局を行う機能はありません。詰将棋ならではの約束や手数の数え方は、詰将棋のルールと解き方で確認できます。

今日の練習は1問から

1問で「王手の駒を取れない理由」と「玉の逃げ道がない理由」を確かめるところまで進めましょう。迷った場所が分かれば、次に確認する駒の動きも決まります。

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